けがをして考えたこと
けがをした。といっても大したものではない。
何もないところで勝手にこけて、足をくじいた。
固定のためにギプスをはめている。
私は私に対して特別に甘いので、病気をしたとき、けがをしたときは特段に私を甘やかす。何かと理由をつけて頑張らないようにする。
街を歩いて、思ったこと。
ああ自分は弱いんだなということ。
ゆっくり、足をひきずってしか歩けないから何かあったときに走って逃げられないのかなーとぼんやり思って歩いていた。
歩きスマホ、怖いということ。前見ていない人がぶつかってくる感覚が、自分が俊敏に動けないのと、足を踏まれる恐怖から強く感じた。
包帯巻いてる足を誇示して、ねえみんな気をつけてよ!気を使ってよ!当たらないでね!と言いたい気分だった。自分勝手かもしれないけど。
普段見えないところで、ハード面でもソフト面でも何かしらうまく行きづらいことを抱えている人は、私ほど自分中心じゃなくてもそう思うんだろう。
スクランブル交差点歩くのが怖いだろう。私は今まで鈍感だったなあ。
包帯を見て判断するのではなく、みんながみんな何かしら大変なことを抱えている前提で、周りを観れたらいいな。優しくなれたらいいな。
そう思った。